【梅の剪定どうする?】吉野梅郷の農家さんに教わった、切る枝の見極め方と残すコツ|剪定体験レポート

こんにちは!baigo.fun(バイゴーファン)です。
お庭に梅の木がある方や、これから梅を育ててみたい方にとって、「梅の剪定って、結局どうすればいいの?」「どの枝を切ったらいいか分からない」というのは大きな悩みどころですよね。
2026年10月25日、私たちは青梅市の吉野梅郷で開催された「梅の木の剪定体験」に参加してきました!
今回は、地元の梅農家さんから直接教わった「切る枝の見極め方」や「理想の樹形にするコツ」を、実際の体験レポートとあわせてご紹介します✂️🌳

「梅切らぬ馬鹿」って本当?想像以上にバッサリ切る理由

昔から「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」ということわざがあるように、梅の木にとって剪定は欠かせないお手入れです。
枝を切らずに放置してしまうと、不要な枝にばかり栄養が奪われたり、葉が茂りすぎて日当たりや風通しが悪くなり、結果として美味しい実がならなくなってしまいます。
では、実際にどれくらい切ればいいのでしょうか?
梅農家の先生方のお話を聞いていると、「えっ、ほとんど切った方がいいのでは!?」と思うくらい、想像以上にバッサリと切る必要があることが分かりました(笑)。
梅の剪定どうする?農家さんに教わった「切るべき枝」4つの基準
いざハサミを握っても、どの枝に刃を入れればいいのか迷ってしまいますよね。
先生方に教えていただいた「切るべき枝」の基準を整理すると、主に次の4つになります。
- 実がつかなさそうな「徒長枝(とちょうし)」は基本的に切る
天を突くように空へ向かって真っ直ぐ勢いよく伸びている枝を「徒長枝」と呼びます。
この枝には実がつきにくく、他の枝へ行くはずの栄養をどんどん吸い取ってしまうため、基本的には根元から切ってしまいます。 - 枯れている枝は切る
すでに枯れてしまっている枝は、残しておいても実がならないばかりか、病気や害虫の原因にもなるため取り除きます。 - 日当たりが悪く、成長できなさそうな枝は切る
枝が重なり合って内側に隠れてしまっているような、日の光が当たらない枝も切って整理します。 - 元気な枝でも、混み合っていたら少し切る
ここが思い切りのいるポイントなのですが、たとえ元気で良い枝であっても、枝の数が多すぎると木全体の栄養が分散して足りなくなってしまいます。そのため、元気な枝も適度に間引く必要があります。
こうして「徒長枝を切り、枯れ枝を切り、日当たりの悪い枝を切り、多すぎる元気な枝も切る……」と進めていくと、本当にたくさんの枝を落とすことになります。
ただ闇雲に切ればいいわけじゃない!「残す」ための2つの視点
「じゃあ、とにかく片っ端からスッキリ切ればいいんだね!」と思いきや、そう単純ではないのが梅の剪定の奥深いところです。
美味しい梅の実を育て、そして人間が収穫しやすくするためには、「どう残すか」という2つの視点がとても大切だと教わりました。
- 横に広がるように枝を残し、実を取りやすくする
背の高い枝ばかり残すと、いざ実がなったときに手が届かず、収穫が大変になってしまいます。腕を伸ばして取りやすいよう、枝が横へきれいに広がるように意識して残します。 - 直射日光を防ぐため、あえて「徒長枝」を適度に残して日影をつくる
先ほど「徒長枝は基本的に切る」とお伝えしましたが、実はすべて切り落としてしまうと、今度は梅の実が夏の強い直射日光を浴びすぎてしまいます。適度な「日よけ(日影)」をつくるために、バランスを見てあえて徒長枝を少し残しておくのだそうです。
実際に切ってみました!剪定のBefore / After
教えていただいたポイントを意識しながら、私たちも実際に1本の梅の木を剪定してみました。
▼ 剪定前(BEFORE)

空に向かって徒長枝がびっしりと伸び、全体的に枝が混み合っていますね。
▼ 私たちが剪定した後(AFTER)

自分たちなりには、かなり思い切って刈り込んだつもりでした。
ところが、梅農家の先生方が剪定した木を見てみると……
▼ 梅農家の先生方が剪定した木

向こう側の景色が透けて見えるほど、さらにスッキリしています!
▼ 先生方も大絶賛の剪定

先生方も「これは素晴らしい」と大絶賛されていたお手本のような梅の木がこちらです。
中心がスッキリと開けながら、横に向かって枝がきれいに広がっていますよね。
上に向かって適度に徒長枝も残されており、まさに「実が育ちやすく、収穫もしやすい」理想的な形です。
答え合わせは来年の収穫で!失敗と反省が次の剪定に活きる

もちろん、こうした絶妙なバランスは、最初から完璧にわかるわけではありません。
農家さんたちも、初夏に梅の実を収穫するときになって初めて、「あぁ、この枝は高すぎて実が取りにくいな」「ここは枝を残しすぎて日影になり、ぜんぜん実が育っていないな」と肌で実感するのだそうです。
そして、「じゃあ次の剪定ではここを切ろう」と、収穫のときの反省を次のシーズンに活かしていくのだと教えていただきました。
私たちが今回剪定した木も、切り方が正しかったかどうかの答え合わせは、来年の収穫のときのお楽しみです!
先生方からも「ぜひ、今日自分が剪定した梅の木を覚えておいて、来年収穫しに来てくださいね」と声をかけていただきました。テストの答案が返ってくるのが来年なので少しドキドキしますが、自分が手をかけた木にどんな実がなるのか、今からとても楽しみです😊
作業のあとは、ご褒美の梅ジェラート!
頭と体を使って剪定作業を終えたあとは、今年の6月に吉野梅郷で収穫された梅を使った「梅ジェラート」をいただきました!


梅の爽やかな酸味とやさしい甘さが、作業後の体にじんわりと染み渡ります🍨✨
さらに、お土産として梅干しや地元のお店のクーポンまでいただき、大満足の一日となりました。
まとめ|梅の剪定は、来年の実りを想像する楽しい作業でした
「梅の剪定はどうする?」という疑問から始まった今回の体験。
- 切る枝:徒長枝、枯れ枝、日当たりの悪い枝、混みすぎた元気な枝
- 残す工夫:横に広げて収穫しやすくし、適度な日よけ(徒長枝)を残す
- 一番のコツ:収穫のときに「取りやすさ」や「実の育ち方」を観察し、次の剪定に活かすこと
ただ枝を落とすだけでなく、「来年の夏、ここにどんな風に太陽が当たって、どうやって実を摘むかな?」と想像しながらハサミを入れるのは、とてもクリエイティブで楽しい時間でした。
素敵な体験の場を作ってくださった運営のみなさま、そして優しく教えてくださった梅農家の先生方、本当にありがとうございました!また来年の収穫や、こうした地域のイベントにぜひ参加したいと思います🌿
お読みいただきありがとうございました!

