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【青梅の文学・読書ガイド】ゆかりの文人と、この街が出てくる本|歩けるスポットまとめ

こんにちは!baigo.fun(バイゴーファン)です。

豊かな自然に囲まれた青梅市は、古くから多くの文人や芸術家たちに愛され、数々の文学作品の舞台にもなってきた街です。

このページでは、文学や本が好きな方に向けて、青梅の「文化人」と「本」にまつわる記事をまとめてご紹介します。週末に愛読書を持って歩きたくなる、お出かけのヒントが見つかれば幸いです。

まずは、どちらから入りますか?

青梅と文学の関わりには、大きく分けて2つの入り口があります。

ひとつは「人からたどる」入り口。青梅を訪れ、愛し、作品をつくった表現者たちの足跡です。
もうひとつは「本からたどる」入り口。小説の舞台として青梅が登場する作品をご紹介します。

あなたの興味に合わせて、気になるところからページを開いてみてくださいね📖

人からたどる|青梅の文化人シリーズ

行楽|文人たちは、まず山に登りに来た

明治から大正にかけて、文人たちは青梅に「遊びに」来ていました。
目的は御岳山への登山。北原白秋、若山牧水、中里介山らが訪れています。大正12年に青梅を訪れた白秋は、沢井の造り酒屋で美しい歌を残しました。
ところで、当時はまだ御嶽駅もケーブルカーもありません。彼らは一体どこから、どうやって山を登ったのでしょうか?

疎開|疎開先から「終の棲家」へ

昭和19年から20年にかけて、戦火を逃れて青梅に移り住んだ人たちがいました。
吉川英治、川合玉堂、朝倉文夫。日本の芸術・文学を牽引した3人が暮らした場所は、直線距離にしてわずか5kmほどの範囲に集まっています。
仮の住まいだったはずの青梅が、なぜ川合玉堂にとって「終の棲家」になったのでしょうか。

つくる|「つくる場所」に選ばれた町

昭和40年代以降になると、逃げてきたのでも遊びに来たのでもなく、自分の意志で青梅を「選んだ」人たちが現れます。
色絵磁器の人間国宝・藤本能道や、洋画家の小島善太郎。彼らは青梅で創作活動や指導を行い、地域の美術の土壌をつくりました。
時代とともに、青梅という土地の持つ意味が少しずつ変わっていく歴史が見えてきます。

本からたどる|青梅が出てくる小説たち

青梅は、古典から現代のミステリーまで、さまざまな小説の舞台やモデルとして登場しています。
あなたの読んだあの本にも、青梅の風景が隠れているかもしれません。

作品青梅のどこ
「雪おんな」(小泉八雲『怪談』)調布村(現・青梅市)
『神坐す山の物語』(浅田次郎)御岳山
『家康、江戸を建てる』(門井慶喜)成木・青梅街道
『のぼうの城』(和田竜)新町(旧吉野家住宅)
『ルーズヴェルト・ゲーム』(池井戸潤)市内の工業地帯(ドラマ版)
『1Q84』(村上春樹)二俣尾
『Blue』(葉真中顕)千ヶ瀬町
『平場の月』(朝倉かすみ)精興社・根ヶ布(映画版の撮影協力)

※このページは今後も少しずつ増えていきます。

👉 【青梅が出てくる本】この街を舞台にした・ゆかりのある小説まとめ


3. 訪ねられる場所とモデルコース

記事を読んで気になった場所へ、実際に足を運んでみませんか?

📍 訪ねられる場所一覧

スポットゆかり最寄り
北原白秋 歌碑(清流ガーデン澤乃井園内)北原白秋沢井駅
玉堂美術館川合玉堂御嶽駅 徒歩5分
青年の像朝倉文夫御岳渓谷・楓橋のすぐ上流
青梅市吉川英治記念館(草思堂)吉川英治日向和田駅など
高源寺朝倉文夫が疎開した寺二俣尾駅
武蔵御嶽神社・御岳山白秋・牧水・浅田次郎『神坐す山の物語』御嶽駅+バス+ケーブルカー
調布橋「雪おんな縁の地」碑小泉八雲「雪おんな」青梅駅
旧吉野家住宅『のぼうの城』新町
青梅市立美術館・小島善太郎美術館藤本能道・小島善太郎※休館中(下記参照)

【ご注意】美術館の休館について
空調等設備の改修工事のため、青梅市立美術館・青梅市立小島善太郎美術館は休館中です(併設の喫茶室もお休みです)。
休館期間は令和6(2024)年2月5日から令和9(2027)年3月頃までの予定です。再開時期は変更になる可能性がありますので、お出かけ前に必ず公式情報をご確認ください。

🚶 baigo.fun おすすめの歩き方

これらのスポットをめぐる、半日のモデルコースを2つご紹介します。

モデルコース① 御岳渓谷ルート(所要:約2時間)

「見に来た人」「住み着いた人」「帰ったけれど作品を残した人」の足跡が、30分の道に並んでいるルートです。

御岳渓谷ルート
  • JR沢井駅 出発
  • ↓ 小澤酒造・澤乃井園で「北原白秋の歌碑」(歩いて登った大正時代の足跡)
  • ↓ 遊歩道を歩く(沢井〜御嶽は徒歩30分ほど)
  • ↓ 途中、楓橋の上流に「青年の像」(1年で青梅を去り、20年後に作品だけ戻ってきた朝倉文夫の像)
  • ↓ 「玉堂美術館」(戦後この地に住み着き、渓谷を描き続けた川合玉堂)
  • JR御嶽駅 到着
  • ↓ 余力があればバス+ケーブルカーで御岳山へ!

御岳渓谷の遊歩道はほぼ平坦ですが、川沿いなので滑りにくい靴でお出かけくださいね👟

モデルコース② 梅郷ルート(所要:約1〜2時間)

時代をまたいで、表現者たちに選ばれた土地の空気を味わうルートです。

梅郷ルート
  • JR日向和田駅 出発
  • ↓ 青梅市吉川英治記念館(草思堂)
  • ↓ 梅郷のまちなみを散策
  • 吉川英治ゆかりの「紅梅苑」

この梅郷は、吉川英治が9年5か月を過ごした大切な場所。そして彼が青梅を去った20年後、同じ梅郷に藤本能道が窯を築きました。同じ土地の持つ不思議な引力を感じてみてください。


まとめ

青梅という街は、物語を読むように歩ける街です。
まずは気になる文人や、好きな小説の記事を開いてみてください。そして今度の休日は、お気に入りの本を片手に、青梅の風を感じに出かけてみませんか?🌿

お読みいただきありがとうございました!