青梅市への移住は難しい? 住みやすさレベルを地域別に徹底解説!

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青梅市に移住したいけど、実際どうなの?🤔

青梅に移住して早一年がたち、2024年6月をもって2年目に突入しました。
市外の友人や仕事関係の人に「青梅に住んでいます」と言うと、「え!?そんなところに住んでいるの!?」とよく驚かれます。

東京都なのに「移住」という言葉が使われるほど田舎なイメージが強い青梅ですが、実際問題青梅で暮らすのは大変なのでしょうか?

そこで今回は、青梅市に移住して2年目の私が、実際の経験をもとに、地域別の住みやすさレベルを解説します!🏡✨

青梅市の移住難易度を地域別にチェック!

青梅市は、エリアによって生活の便利さが大きく異なります。
まずは、青梅市の地域別に、移住の難易度を★の数で表してみました。

難易度:★☆☆ 河辺駅周辺

河辺タウンビル(画像はWikipediaより)
河辺タウンビル(画像はWikipediaより)

青梅市の中で最も移住難易度が低いのは河辺駅周辺です。
河辺駅は再開発により河辺タウンビルが誕生し、その中にイオンや無印良品などの企業が出店しています。

温泉施設♨️まであり、正直なところほかの東京都の区や市よりも充実しているのではないかと思います。

もちろん、駅から離れて山に近づいていくと、交通の便はやや悪くなるのですが、いたるところにスーパーがあるので、買い物には苦労しません。

あえて難点を挙げるとすれば、JR青梅線の始発ではないので、都心部へ電車で移動する際は座れないこともあるだろうということです。
河辺駅から東京駅までは電車で約1時間半。
都心部へ電車通勤をする予定の人にとってはその点がやや心配ですが、その点がクリアになれば何の問題もありません。

そうしたことから、河辺駅周辺の難易度は★☆☆です!

難易度:★★☆ 青梅駅~東青梅駅周辺

だんだんと「移住」らしくなってくるのが、河辺駅の次の「東青梅駅」、そしてその次の「青梅駅」あたりからです。
とはいえ、東青梅駅も青梅駅も河辺駅に比べるとやや不便なだけで、人から心配されるほどのことはないかもしれないので、だいたい難易度は★二個程度かな……と思われます。

ここからは両者のいいところ、気になるところを紹介していきます。

意外と何でもある東青梅駅

東青梅駅の画像
東青梅駅(画像はWikipediaより)

「青梅市なんだから、市役所は青梅駅にあるのだろう」と思いきや、青梅市役所はこの東青梅駅にあります。
この他、ハローワークやシルバー人材センターも東青梅駅周辺にあり、公共施設はここに集結しています。

河辺駅ほどではありませんが、スーパーなどの商業施設もあるので、そこまで生活用品の調達にも苦労はしません。

観光地・青梅駅

青梅駅の画像
青梅駅(画像はWikipediaより)

青梅駅周辺は昭和レトロを打ち出した観光地になっています。
青梅大祭などの大規模なお祭りが開催され、青梅マルシェなどのイベントも定期的に開かれるので、イベントごとが好きな人にピッタリです。
また、都心部へ電車で移動する時に、ほぼ確実に座ることができるのも大きなポイントです。

一方で、2024年時点では大規模な商業施設が少なく、買い物をするために電車やバスで移動する人も少なくありません。
ただ、現在再開発中であり、2026年には大規模マンションとともにスーパーができる予定ですので、買い物の懸念も払しょくされるに違いありません。

駅から遠くなると車が必須になる

東青梅駅・青梅駅ともに、駅にはバスが集まっており、駅からのアクセスには苦労しません。
しかし、駅から離れてしまうと、場所によってはバス停すら近くにない場合もあります。
そうなると長距離の交通手段を自家用車に頼ることになるので、青梅駅や東青梅駅の近くで家を探している方は、駅からどの程度離れているかも気にしておいた方がよいでしょう。

難易度:★★★ 青梅駅以西(最寄り駅がアドベンチャーラインの地域)

アドベンチャーラインから移住難易度は跳ね上がる

「青梅で暮らす」と言っても、河辺~青梅駅間に引っ越す場合は、都市部に比べて不便なだけで、そこまで不安なことはありません。
JR青梅線に乗って風景を見ていても、「そこまで田舎じゃないな」と思われるのではないでしょうか。
しかし、青梅駅でアドベンチャーラインと呼ばれる奥多摩方面行きの電車に乗り換えると、車窓から見える雰囲気が一変します。
進行方向右の窓からは迫るような山が見え、左の窓には深い渓谷が広がっています。

「青梅への移住」と言った場合、アドベンチャーラインが走る青梅駅以西の地域を暗に意味しているような気がしますが、ここからは移住にやや覚悟が必要になってきます。

アドベンチャーラインは本数が少ない

アドベンチャーラインが走っている地域に移住する場合、気を付けなければならないのは、アドベンチャーラインの本数の少なさです。
JR青梅線は立川駅~青梅駅は多い時には10分に1本のペースで電車がやってきますが、青梅駅~奥多摩駅のアドベンチャーラインは30分に1本程度の頻度になり、40分近く電車がこないこともあります。

スーパーが少ない

青梅駅以西では、コンビニやスーパーなどの商業施設の多くは吉野街道沿いに出店しています。
特に重要なのは吉野街道沿いのバス停梅郷駅近くのTAIRAYA吉野店で、これより奥多摩方面に行くと、生鮮食品を売っている大型スーパーはなくなってしまいます。
移住を決める前に、どこで買い物をするのかをしっかりとチェックしておいた方がよいでしょう。

比較的難易度の低い日向和田駅周辺

梅の公園
梅の公園

移住の難易度が上がるアドベンチャーライン沿線の中でも、比較的難易度が低めなのが日向和田駅です。
その難易度の低さから私が移住を決めた場所でもあります。

日向和田駅は駅と吉野街道の間隔が近く、トラブルで電車が遅延している場合でも、吉野街道を走る都営バスを使うことができます。
また、日向和田駅周辺にはTAIRAYA吉野店があり、ドラッグストアのドラッグセイムス 吉野梅郷店もあるため、買い物に不自由することはありません。
そのため、青梅駅以西の地域でありながら、車がなくても生活に困ることはありません。

このようにあまり不自由がなさそうに見える日向和田駅周辺ですが、やはり電車で移動する場合は本数の少ないアドベンチャーラインに頼らないといけないため、かなりの時間前行動が必須です。
一本乗り過ごしてしまうと、次の電車は40分後ということもあります。
しかし、時間に余裕をもって行動すれば、この点もあまり気になる点ではありません。
慣れると自然を楽しみながら、のんびりとした生活を送ることができます。

日向和田駅には何がある?

日向和田駅には、梅で有名な「梅の公園」や御岳山への登山口があり、スローライフを楽しめる要素がたくさんあります。
日向和田駅には何があるのかまとめた記事もありますので、ぜひ見てください!

青梅市の住宅事情もチェック!

青梅市は、エリアによって住宅価格相場が大きく異なります。
家族構成やライフスタイルに合わせて、最適なエリアを選びましょう。

参考として、青梅市のエリア別住宅価格相場(4LDKの場合)をご紹介します。

エリア特徴価格相場(4LDK)
河辺駅周辺青梅市内で最も発展しているエリア。駅前に商業施設が集まり、生活利便性が高い。4,000万円~6,000万円
青梅駅周辺レトロな街並みが魅力。観光スポットも多く、土日祝日は賑やかな雰囲気。3,500万円~5,500万円
東青梅駅周辺市役所などの公共施設が集まるエリア。落ち着いた住宅街が広がる。3,000万円~5,000万円
御嶽駅周辺自然豊かなエリア。登山やハイキングなど、アウトドア好きにおすすめ。2,500万円~4,500万円

住宅情報については、下記の記事もチェックしてください!

地方移住に比べると安心!

今回は独断と偏見ながら、地域別で考えた青梅市への移住難易度をお話しました。
上記のとおり、青梅駅から奥多摩方面に向かう地域は移住の難易度があがりますが、観光地でもあるため、コンビニなどが点在しています。
そのため、「2km先にようやくコンビニがある!」という地方に比べるとはるかに生活はしやすいです。

また、青梅市は東京都なので、東京都の充実した子育て支援や医療制度を受けることができます。また、都心へのアクセスも良好です。
そして何よりも、豊かな自然を楽しめるので、生活の質が向上すること間違いなしです!

青梅への移住に興味がある方は、まずは下見ついでに観光に行き、気持ちが高まったら青梅市に相談するといいですね。

青梅市の移住支援

青梅市の移住支援については、ポータルサイトをご確認ください。